ギリア、3Dモデルベースのナレッジ基盤「GHELIA AutoDeck®」を強化 ユーザーとの対話・生成でナレッジの質や回答の精度を 高めるVer.1.1を提供 ナレッジワークスペース機能とテンプレート機能などUIを向上。LLMがナレッジに持たせたい情報を尋ねたり、横断的な検索結果表示で設計の現場から経営層まで組織全体での活用に有効 2026年11月18日〜20日開催「スマートファクトリーJapan2026」の東京ビジネスフロンティアブースに参加し、初展示
ギリア株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:齋藤 真、以下 ギリア)は、マルチモーダルLLM※1を用いた設計開発のナレッジ基盤「GHELIA AutoDeck(ギリア オートデッキ、略称 GAD[ギャド])」に、対話によるUI(ユーザーインターフェイス)の追加やナレッジデータベースを横断的に検索し、より最適な回答を生成・蓄積する機能を強化した「Ver.1.1」の提供を開始します。
GADは、非構造データを含む設計に関わる文書やシミュレーションデータ、画像データなどをナレッジとして蓄積し、統合管理を行うプラットフォームです。3Dモデルやシミュレーションデータ、画像などの非構造データをマルチモーダルLLMで読み込み、説明文を生成することで、製造業における良質なナレッジを蓄積・活用し、製品開発に関わる”企業固有のナレッジの消失”を防ぐことができます。
GAD Ver.1.1の主な機能は以下の通りです。
今回のGAD Ver.1.1で新たに追加した機能は、ナレッジの蓄積と活用の2つの段階に分かれます。
【ナレッジの蓄積】
①ナレッジワークスペース機能
GADはナレッジの蓄積時に3Dモデルやシミュレーションデータを投入し、データの解釈と説明文の生成を行います。GAD Ver.1.1では、データ投入後にLLMがチャット形式での対話を行い、テンプレートの選択や解釈を行う前の質問、追加のファイル送信などのやり取りを経てナレッジを仕上げるワークスペース機能が導入されています。
またCADモデルや数値などの入力資料の必須設定を任意に変更でき、ドラッグアンドドロップでのファイル入力や、自由テキストによる説明文への反映や仕上げが可能になりました。
この機能により説明文の下書き作成をAIが担いつつ、ユーザーが確認と補完を行って確定することで、蓄積するナレッジの質を高めたり、組織共通の型で文章のばらつきを抑えることができます。
②ナレッジテンプレート機能
登録するナレッジの型を定義するテンプレートの管理機能です。章構成(目的・観察・考察・結論など)を、業務工程や利用する部署によって定義を変えたり、使用するデータ種類の指定を行うことができます。①のナレッジワークスペースで質問を行う条件をユーザーが設定・管理したり、登録時にLLMが記述内容を自動で審査し、受入基準を満たしていない場合は書き直しを促すことができます。
テンプレートに沿ってナレッジが生成されるため、誰が作成しても一定の構成・品質でナレッジの蓄積が可能となるだけでなく、工程・部署・プロジェクト単位で複数のテンプレートを持てるため、試作評価ナレッジなど異なる種類のナレッジを並行した運用が可能となります。
【ナレッジの検索・活用】
③検索UIの変更、優先モードの選択
GADは、自然言語でのテキスト入力と3D CADモデルをアップロードして「似た形状の事例を探す」ことが可能です。モデルの形状を起点とした検索で、図面番号や命名規則に頼らず過去事例を探したり、テキストでは拾えない「似た形」からのナレッジ発見が可能です。
GAD Ver.1.1ではUIを大きく変更し、関連事例の検索や原因の調査、表での比較、箇条書き、要約などの検索メニューをあらかじめ設定し、ユーザーが検索を行いやすくする他、速度優先モード・精度優先モードの選択が可能です。
④横断的検索による回答生成
従来のGADでは、条件に一致するナレッジを一覧で表示していました。GAD Ver.1.1では、新たにLLMが複数のナレッジを横断して読み解き、要約・回答まで生成する機能を追加しました。個別のナレッジを1件ずつ引き出すだけでなく、複数のナレッジ(例:複数の熱解析データの成功・失敗事例など)を横断的に検索することで、AIが共通項や抽象化された解決策を提示する「AIに聞く」機能を最大限に活用できます。
今回新しく追加した機能により、GAD1.1は、従来のデータベースを置き換えるためではなく、その上位に位置づけられる「ナレッジレイヤー」の構築を目指しています。
PLMやPDMといった従来の設計に関するデータの保管・登録を超え、AIが構造化・生成したナレッジを蓄積することで、設計管理者のリーダーや営業、経営者までの幅広い層に向けて、工程に関係なく横断的に知見を得るための新たなレイヤーを作ります。また単なるレポート作成システムでは無く、人が行っていた統合的な回答の提示を対話と蓄積によってシステム化し、テンプレートの使用により、企業の設計開発業務に柔軟にフィットします。ギリアはGAD Ver.1.1の提供を通じて、GADを単なるナレッジの蓄積・活用の仕組みにとどまらない、組織知の基盤への発展を目指していきます。
ギリアは、2026年11月18日〜20日に東京ビッグサイトで開催される「スマートファクトリーJapan 2026」にて、東京都中小企業振興公社が出展する「東京ビジネスフロンティア」ブース「F-59-S」に参加し、GAD Ver.1.1を初めて紹介します。製品デモも行いますので、是非ご来場ください。
※1 マルチモーダルLLM
■ギリア株式会社について
<本件に関するお問い合わせ先>
テキストと画像、シミュレーションなど複数形式のデータを統合的に処理する大規模言語モデル
ギリアは「ヒトとAIの共生環境の実現」をミッションとして掲げ、2017年6月に設立しました。多種多様なプロジェクトと自社での研究開発とを通じて蓄積した、高度かつ幅広い領域での技術アセット(資産)を用いてお客様のビジネスを変革し、価値を高める成果を提供し続けています。ギリアは、AIへの高い専門性と産業への知見をビジネスに差異化をもたらす技術に落とし込むことで、ゲームチェンジを興し、世の中を変える新しい価値を社会に届けます。
URL: https://ghelia.com/
ギリア株式会社
メールアドレス: pr@ghelia.com