導入事例 » 医療・介護用ベッドの転倒・転落対策
医療・介護用ベッドやマットレスなどの製造・販売を行っているパラマウントベッド株式会社様の事例です。


導入の成果

高精度の動作認識・予測を実現。
スタッフの負担軽減に貢献しました。

導入前の「ペイン(課題)」

医療・介護用ベッドやマットレスなどの製造・販売を行っているパラマウントベッド株式会社様の事例です。
近年、患者や被介護者(以下、患者とする)の状態を把握するために、ベッドやベッド周辺にセンサーなどの機器を搭載するケースが増えています。医療・介護現場における安全性が向上しているなかで、早期通知の設定を行うことにより、スタッフの対応が不要な場合においても通知されることがあり、現場の負担が増大する一因となっていました。
また、スタッフの駆けつけが間に合わなかったことによる対応の遅れが、医療・介護の現場で問題視されており、早期通知と通知抑制の両立が課題となっていました。

ギリアの解決手法

画像検出技術を中心に、過去の知見からさまざまなAIアルゴリズムを組み合わせることで、人物の動作認識に加え、予備動作からの行動予測への展開を想定した手法を開発。ベッド上やベッド周辺における患者の動作を高精度に認識・予測してより早く、ムダのない検知を実現しました。
今後はプライバシー保護の観点から、画像内の人物にマスク処理を施すことで、監視されているような抵抗感を患者に与えないことも計画しています。

お客様の声

医療・介護用ベッドの転倒・転落対策においての当社との取り組みについて、技術開発本部 研究開発部 先行技術開発課 係長 永易武様にお話しを伺いました。
AI導入前の課題、当社を選んだ理由や取り組みの中の対応で受けた印象、当社スタッフに対するご意見、今後の展開や期待などについて語っていただいています。