社員インタビュー

日本の文化とAIへの情熱、ギリアで築く新たなエンジニアリングの未来

AI開発 M.D.さん 2021年10月入社 フランス生まれ。学生時代に日本文化と日本語に興味を持ち、新卒として日本のAIベンダーに入社。エンジニアとして自然言語処理を用いるウェブサービスや産業機械に掛かる画像認識の深層学習プログラムなどの開発に従事。強化学習プログラムへの強い関心から転職を考えるようになり、2021年にギリアへ入社。

日本文化への興味と日本への留学

フランスで日本のアニメーション作品に触れたことをきっかけに、日本の文化に興味を持つようになりました。その結果、母国にある大学で日本文化と日本語の研究に取り組むことになりました。そして日本に1年間留学する機会を得て、そこで日本の生活を実際に体験したことで、日本の社会と文化への理解が一層深まりました。

インターンシップを経て日本のAIベンダーに新卒入社

大学卒業後は母国でプログラミングスクールに通いました。ここで人工知能とアルゴリズムに出会い、仕事として取り組みたいと考えるようになりました。また、この時期には、半年間ずつ2社の日本企業のインターンシップに参加しました。このインターンシップは、日本のワークエシック(労働倫理)とビジネスプラクティスへの理解を深めるための貴重な経験でした。その期間中、日本の企業文化の細部に触れ、現地の同僚と共に働くことで、ビジネスコミュニケーションやチームワークの重要性を学びました。
これらの経験を積み重ねる中で、日本で就業してみたいという思いがさらに強くなり、新卒で日本のAIベンダーに入社することを決めました。

強化学習への関心の高まりと新たな目標の発見

前職では、自然言語処理を用いるウェブサービス、産業機械に掛かる画像認識の深層学習プログラム、人間と共同で動作する自立移動ロボットのコントロールといった分野を担当しました。途中からはチーフエンジニアとしてチームをリードする役割を任せて頂くなど順調に仕事ができていたのですが、次第に強化学習への関心が高まり、専念したいと考えるようになりました。
強化学習は、機械学習の他の分野と比較してデータ処理や分析よりもアルゴリズムや手法の開発、シミュレーションの設計に重きを置くという特性があり、それらに興味を惹かれました。強化学習の分野で活動を続ける中で、未解決の課題に挑戦し新たな解決策を見つけ出すことが私の新たな目標となりました。



ギリアでの強化学習への取り組みと自己成長

転職活動を通じて、ギリアが強化学習の分野で先駆的な研究を行い、革新的なアプローチを採用している点に関心を持ち、入社を決めました。入社後は、模倣学習を含む強化学習に関する多くのプロジェクトに参加し、新しい手法や技術の研究開発に取り組みました。これらのプロジェクトを通じて、技術的な課題に対処し、複雑な問題を解決するための新たな手法を探求する能力を磨いてきました。また、共同作業を通じてチームワークを強化し、多様な視点から問題解決のためのアプローチ方法を学ぶことができました。

困難な課題に直面することが自分の成長を後押し

現在、私は開発業務だけでなく、強化学習やメタ学習の研究業務にも携わっています。ギリアの企業としての技術力向上とともに私自身の知識も深め、さらに新たな視点で問題を解決する能力を養うための重要なステップです。特に、データが限られた環境下における未解決の課題に対し、どのように解決策を見つけるかという問いに対し、私は日々挑戦しています。このような困難な課題に直面することで、私の創造性と問題解決能力が試され、それが私の成長を後押ししていると実感しています。

今後入社する方に期待したいこと

新しい技術に興味と好奇心を持ち、それを追求する情熱を持つ人と一緒に働きたいです。そのような同僚と共に働き、互いに刺激し合い、知識や経験を共有し、お互いの視点を尊重しながら、共通の目標に向かって努力していきたいです。また、個々のスキルを最大限に活用することで、チーム全体の強化に繋がると思います。

―personal life―
―personal life―

私の休日の過ごし方は、ゲームと育児です。
ゲームについては、UnityフレームワークとC#を用いて、自分自身で考案したオリジナルのパズルゲームの制作を行っています。また、制作したゲームをコンペティションへ出品し、他の開発者の方々と切磋琢磨する機会も積極的に作っています。
育児については、昨年生まれた我が子と日々多くの時間を過ごしています。よく、一緒に近くの公園に遊びに行っています。出産時は育児休業制度を利用したため、妻と子供との時間を大切にできました。

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