リモートワークを始めて個々で変化した事と会社での取り組み

弊社においては緊急事態宣言前の3月より順次在宅勤務へシフトし、宣言後には原則在宅勤務、現在も一度に出社する人員を交代制によって減らすなどの対応をしております。
個人においてどのような状況の変化があったのか、社内メンバーにアンケートをとってみました。
(アンケート実施期間2020年8/19〜8/25)
回答者数:25名

ブログテスト03のタイトル

Q1.リモートワークで良かったこと、便利になったことはありますか

“通勤の手間がなくなったこと”(Tさん)

一番多く挙がったのが通勤時間の削減でした。
1日2-3hくらいを他のことに使えるようになった、勉強時間を増やすことができた、という回答もあり、自由時間の増加がリモートワークでは大きなメリットとして生きているようです。
また、業務効率が上がったという声もあり、以前だと会議室取るのが競争状態で、その調整に費やす時間が無くなったのと、先方の会社に行く移動時間も無くなったという点が挙げられていました。
ユニークな回答としては

“料理に好きなだけにんにくを入れられる”(Nさん)

周りを気にせず好きなことができるようになり、ストレスは軽減された部分はあるのではないでしょうか。

Q2.リモートワークで悪かったこと、不便になったことはありますか

多く挙げられたのが健康周りの問題でした。

“運動不足は元々ですが、輪をかけて出不精になってしまった気がします。夏になって悪化しています。。。”(Mさん)

毎日30分歩くようになったら改善したという方もおりました。各々でこの部分は解消するしか無い部分だと思われます。

弊社では可能な限り1日30分の運動時間を設けるように労務の方から推奨されております。
他は

“元々腰痛持ちだが、以前よりも腰痛の頻度が増えてきている。”(Tさん)

“(リモートワークというか、コロナ下の良くないことだが、)空間の持っている意味から刺激を受けたり、モチベートされたりする機会が激減したこと。仕事場や図書館、書店、街中といった、さまざまな環境に身をおくと、自宅で座っている時とは少し違うことを考えることができていたのだが、その機会がほぼ消滅した。”(Sさん)

社員のみなさんを覚えられないという声もあり、4月入社の方は完全にリモート期間下に置かれている状況です。

“活字だけのコミュニケーションで意思疎通がしにくい方もいらっしゃいますので、人によってコミュニケーションの仕方を変える必要は特に生じたと感じております。管轄部署のメンバーとは毎日短時間、全員と顔をみて話す機会をとっておりますので(zoomで)、業務もフランクな話もリモートワーク前よりしやすくなった実感はあります。”(Sさん)

という対策を取っている部署もあり、臨機応変に対応し、ポジティブに転換する方もおりました。

また、個人的に気になったのが切替ルーティーンです。
プライベートとの共存はどのように取っているのか。
こちらには様々な回答が寄せられました。

Q3.仕事のオンオフの切り替えルーティーンがあれば教えて欲しいです

“オン:メイクをする。お茶を入れてから始業する。 オフ:終業する時間の前に一度アラームを鳴らす。その日やったことをslackに書き出す。”(Sさん)

“オン: コーヒーを入れて、飲みながら始業 オフ: 終業通知をしたらお酒を飲む”(Wさん)

オンとオフで飲むものが切り替わってますね。

“ポモドーロ法を使って作業をしているのでルーティーンはそれで切り替えている”(Nさん)
ポモドーロ法...作業時間と休憩時間を小分けに1セットとしてそれを繰り返す方法
[生産性がグングン上がる!「ポモドーロ・テクニック」って知ってる? | リクナビNEXTジャーナル](https://next.rikunabi.com/journal/20161026_m1/)

多数というわけではないのですが、全体的には一番の仕事の相棒であるPCを閉じる、が多いように思われました。

“それがなくて困っている状態。”(Tさん)

...なんと......大丈夫でしょうか。

Q4.リモートワークに向けて購入したものはありますか

ここに多く寄せられたのは椅子やPCの周辺機器。

“エルゴヒューマンの椅子(75,000円くらい)”(Kさん)

“PCスタンド、キーボード、マジックトラックパット。Style Athlete II。ヘッドセット、WEBカメラ。”(Hさん)

会議等は基本Zoomで行われているため、それに合わせての機器の購入が多い印象でした。
導入した当初は画面上の人と話すというのは結構戸惑う部分もありましたが、今は自然な光景となりました。

Q5.他の社員と交流するために何か心がけていることはありますか

一番多かったのは

“timesとか雑談チャンネルとかでなるべくリアクションしたり、返信したりする。自分も仕事以外のことを投稿する”(Mさん)

と、Slack(チャットツール)で個々にtimesチャンネルを作り、twitterのように呟いている方が多く、そこで交流を心がけているとのことでした。
私も覗きに行きますが、困っていたら誰かしらアドバイスしていたり、大変なんだなと思ったら絵文字で応援していたり、というのがよく見受けられます。

“テレビ会議時におもしろいTシャツでも着ようかと思ったが、画面に首までしか映らないとわかって止めた”(Oさん)

どんな柄なのかとても気になります......

Q6.今の状況が落ち着いたらやりたいことはありますか

“旅行”(Kさん)

かなりの方が回答してました。
シベリア旅行、沖縄旅行と具体的な回答もありました。

“全力カラオケ、全力のみ、おしくらまんじゅう”(Mさん)

カラオケや飲み会を熱望されている方も旅行と同等にありました。おしくらまんじゅう...
...冬にはやりたいですね。(満員電車では嫌ですが。)

そして最後になりましたが、弊社ではリモートワークおよび社内で様々な取り組みを行なっております。
その一つには交流を深めるためのオンライン雑談会というのがあり、テーマを決めてそれに参加する、発言せずに聞く形でもOKという気軽な会が不定期開催されております。
今までで約20回開催され、回答者の中だと60%以上が参加している状況です。

そしてそれに対しての感想の方を求めてみました。

Q7.オンライン雑談会の取り組みについての感想をお願いします。

“入社した直後に参加させていただきましたが、会社の中で似た趣味を持っている方がいることが分かって良かったです。”(Sさん)

ちなみにこれまで扱ったテーマでは「ペット好き」「ガンダム好き」「料理好き」などがありました。

“趣味や嗜好によって集まることができ、強制ではないので気軽に入りやすい。”(Nさん)

“元々フロアが分かれていることもあって、話す機会がなかったメンバーは一定数いた。出社していたら話したことのない人のところに突然雑談しに行くなんてことはなかったと思うので、時間とテーマが合った人(=共通点のある人)が部署とかの垣根なく雑談できる場が生まれたというのは、リモートワークになって良いことの一つなのではないかと思います。”(Mさん)

“たくさんのひとが集まる空間があまり得意ではないので、リモート雑談会でも参加を見送りがちです。”(Sさん)

という声も見受けられたので、小グループに分けてでの開催も今後はアリなのかなと(これまでだと多くて20人くらい集まったりしていた)思われます。

雑談会以外にも、総務および労務の方々による周辺機器のリクエストアンケートの実施や、緊急事態宣言下では自宅待機となったお子さんがいる方に対しての勤務時間の考慮など、柔軟な対応が行われました。

”原則リモートの状態が継続していますが出社したときも安全性に考慮した取り組みを随時行っているのでたいへん助かっています。また、会社の機材を送ってもらえたりする制度もたいへん助かっています。”(Nさん)

”リモートワーク期間延長の判断が早かったのが素晴らしいなと。一人暮らしはともかく、家族と同居している人・小さいお子さんいる人は色々大変だったと思うので......”(Mさん)

また、改善点や今後の提案の声もあり、

”出社日の把握に関して、良いやり方があったらいいなと思う。誰がいつ出社しているかよくわからないので”(Oさん)

”出社したときなど、総務の方が色々と準備・対策をされていることに感謝しています。そろそろ、会社として何か指針となるようなロードマップがあると皆さん動きやすいのかとは思います。例:実行再生産数を指標とする等(TVで発表されている感染者数ですと、漠然とし過ぎているので)”(Tさん)

という、将来的な会社からのリアクションの必要性を求める意見も上がっておりました。

1回きりの予定で想定していましたが、多くの方が丁寧に現状を文章で回答していただけたこともあり、今後も一部の質問項目を定期的にアンケートを実施し、様々な声を拾って対応への反応や会社への要望を繋いでいければという気持ちになりました。
(文・SS)

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